レンディングプロトコル「Pine」とは?特徴や機能を解説

レンディングプロトコル「Pine」とは?特徴や機能を解説

レンディングプロトコル「Pine」とは?特徴や機能を解説

NFTのレンディングプロトコル「Pine」の概要

引用元:Pine

Pineは、NFTを扱ったNFTのレンディングプロトコルです。

一般的に、NFTを扱った金融であるNFTFiに分類されるプロトコルであると言えるでしょう。

Pineでは、NFTを担保にして資金を借り入れるといった機能が用意されています。

NFTはものによるものの、高額な人気なコレクションの作品であれば、数百万円規模で取引されることが少なくありません。

その一方で、通常のトークンのように、担保に用いるといったことはできませんでした。

Pineでは、そのような問題を解決します。

Pineを活用し、NFTを運用に用いることで、運用の柔軟性が低い・流動性を自由に扱いにくいといった特性を持っていたNFTのデメリットを克服することが可能です。

レンディングプロトコル「Pine」の特徴と機能

Pineは、これまでのレンディングプロトコルと比較して、NFTに関連したいくつかの特徴や、機能・サービスを持っています。

これから、Pineの特徴や機能などの注目したいポイントをチェックしていきましょう。

NFTを担保に資金の借り入れが可能

Pineでは、NFTを担保に資金の借り入れが可能です。

Pineは、プールが一括で管理されていません。

各コレクションごとに独自のプールが設定されており、コレクションごとに貸し出しの枠が設定されています。

そのため、PineでNFTを利用して借り入れを行う場合は、プールが存在しているコレクションのNFTを所有している必要があります。

Pineで担保に設定できるNFTは数十種類存在しており(バリエーションは増えつつあり変動する)、著名なNFTであれば、基本的に担保に利用できると考えて問題有りません。

プールを作成して貸し出し可能

Pineはレンディングプロトコルであり、資金を貸出しているのもPineの利用者です。

Pineの利用者は、細かく貸し出しの条件を設定することが可能になっています。

具体的には利率・期間・LTVの上限などを設定可能です。(あくまで一部の設定)

他のレンディングでは、このような詳細な設定ができないケースが多く、貸し出し側のカスタマイズ要素が少ないケースが多いです。

一方で、Pineであれば貸し出しサイドが独自の設定・戦略を利用できます。

PNPLなどの独自のサービス

Pineでは、上記のようなレンディングに関わる機能に加えて、支払いを延長できるPNPLという機能があります。

PNPLでは、購入したいNFTの資金を全て支払わない状態でNFTを購入し、残りの資金を後から支払うことでNFTを受け取ることが可能です。(一部の資金が必要)

一般的にBNPLと言われるような決済方法のような側面と、証拠金取引に近い側面を持ちます。

そのほかにも、同じようなスキームを入札に適用した「BNPL(bid now pay later)」といった機能も実装されています。

BNPLでは、入札に必要な資金を保有していなくとも一定額のマージンを支払うことで、入札が可能になります。(前提として、NFTの取引では入札形式が用いられることがあります)

また、担保になるNFTを保有している場合は、担保となるNFTを元にPNPL・BNPLをスムーズに利用できる機能もあります。

PINE関連のトークンの概要を解説

Pineには、Pine・sbPine・vePineという3つのトークンが存在しています。

Pineトークンは、Pineにおける最もベーシックなトークンです。

Pineトークンは、Pineにおけるネイティブトークンであり、売買などに利用可能です。

sbPineトークンは、Pineトークンをバーンすると発行でき、ガバナンスの投票などに使用できます。

ただし、売買などには対応していません。

vePineは、Pineトークンをステークすることによって得られるトークンです。

ガバナンスの投票などに利用可能ですが、ステークを解除すると自動的に解除分に応じてリセットされます。

Pineトークンが最もベーシックなものになっていますが、Pineトークンを用いてsb・veのPineトークンを取得可能です。

また、Pine関連のトークンの所有に応じて、Pineの利用に伴うさまざまな恩恵を受けることができます。

レンディングプロトコル「Pine」についてまとめ

この記事では、Pineについて解説しました。

NFTの盛り上がりに応じて市場が形成され、NFTのさまざまなユースケースが見られつつあります。

Pineはそのようなユースケースの代表的な1例であり、今後も注目していきたいと言えるでしょう。

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