暗号資産交換業者とは?安全性・選び方・おすすめ業者を紹介
暗号資産交換業者とは?
暗号資産交換業者とは「暗号資産の取扱いを金融庁から認められている業者」です。
金融庁の認可を受けることで、日本国内における暗号資産サービスの提供が許されます。
暗号資産交換業者として登録されるためには、申請手続きが必要です。
内閣総理大臣の登録を受けた業者のみが、暗号資産交換業を営めます。(資金決済法第63条の2)
たとえば「コインチェック」や「ビットフライヤー」などの取引所は、暗号資産交換業者として登録済みです。
暗号資産交換業者の安全性
暗号資産交換業者の安全性について、下記の3点を解説します。
- 厳しい審査を通過している
- 取扱通貨が安全性とは限らない
- FTXの破綻で評価が高まる
厳しい審査を通過している
暗号資産交換業者は、いずれも厳しい審査を通過しています。
純資産額やシステムリスク、資産管理方法などの要件を満たさないと、暗号資産交換業者にはなれません。
また、審査に通過するためには社会的信用も必要なので、暗号資産業者の運営元は大企業が多いです。
たとえば、楽天が運営する「楽天ウォレット」や、メルカリが運営する「メルコイン」なども暗号資産交換業者にあたります。
取扱通貨が安全性とは限らない
暗号資産交換業者は「ホワイトリスト」に登録された暗号資産を取り扱っています。
ホワイトリストは、金融庁の認可を受けた暗号資産の総称です。
ただし、ホワイトリストに登録された暗号資産の安全性が保証されている訳ではありません。
あくまでも安全性や信頼性が高いと判断されただけなので、投資は自己責任になります。
暗号資産交換業者は安全性が高いですが、取扱通貨に関しては切り分けて考えましょう。
FTXの破綻で評価が高まる
2022年11月、大手暗号資産取引所のFTXが経営破綻しました。
FTXの経営破綻は業界に大きな影響を与え、今なお資金を引き出せない顧客が大勢います。
しかし、日本法人の「FTX Japan」は暗号資産交換業者であるため、金融商品取引法に基づく「資産の国内保有命令」が発出されました。
その結果、FTX Japanにある顧客資産の多くが返還されており、暗号資産交換業者の登録制度が世界で評価されています。
暗号資産交換業者の選び方
暗号資産交換業者を利用する際は、以下のポイントを見て選びましょう。
- 運営会社の信頼性
- 手数料の安さ
- 取引所形式の有無
それぞれ解説します。
運営会社の信頼性
暗号資産交換業者を選定する際は、運営会社を確認するのがマストです。
運営会社の信頼性が高ければ、安心して資金を預けられます。
運営会社は暗号資産交換業者の公式サイトに載っているので、必ずチェックしてくださいね。
手数料の安さ
暗号資産交換業者では、主に下記のような手数料が発生します。
- 入金手数料
- 出金手数料
- 取引手数料
- スプレッド
スプレッドとは「買値」と「売値」の差額です。
たとえば1BTCの買値が302万円、売値が300万円の場合、スプレッドは2万円になります。
利益を最大限持ち帰るためにも、手数料の安さは重視しましょう。
取引所形式の有無
取引所形式とは、ユーザー同士で暗号資産を売買できるサービスです。
一方で、暗号資産交換業者と直接売買するサービスを販売所形式と言います。
取引所形式では売買価格を指定できますが、販売所形式では指定できません。
また、販売所形式はスプレッドが高いので、コスト負担が重くなります。
手数料で損したくない方は、取引所形式がある暗号資産交換業者を利用しましょう。
おすすめの暗号資産交換業者
おすすめの暗号資産交換業者は、下記のとおりです。
- コインチェック
- ビットポイント
- GMOコイン
それぞれの概要を紹介するので、利用する際の参考にしてください。
コインチェック
運営会社 | コインチェック株式会社 |
取引所手数料 | メイカー最大0.05%/テイカー最大0.1% |
スプレッド | 0.1~5.0% |
取扱通貨数 | 17種類 |
取引所形式 | 有り |
コインチェックは、金融大手の「マネックスグループ」を親会社に持つ暗号資産交換業者です。
2014年から暗号資産サービスを提供しており、日本国内で圧倒的な人気を誇ります。
コインチェックの最大の強みは、スマホアプリの使いやすさです。UIが非常にわかりやすく、初心者の方でも簡単に暗号資産を取引できます。
また「IEO」という新規コインの販売イベントも定期的に開催されているので、登録しておいて損はありません。
ビットポイント
運営会社 | 株式会社ビットポイントジャパン |
取引所手数料 | 無料 |
スプレッド | 約6% |
取扱通貨数 | 17種類 |
取引所形式 | 有り |
ビットポイントは「SBIホールディングス株式会社」を親会社に持つ暗号資産交換業者です。
取引や入出金などの各種手数料が無料なので、お得に暗号資産を取引できます。
また、レンディングやステーキングなどの資産運用サービスも充実しており、自分のスタイルに合わせた取引が可能です。
コストを抑えつつ、さまざまな投資方法にトライしたい方は、ビットポイントを利用しましょう。
GMOコイン
運営会社 | GMOコイン株式会社 |
取引手数料 | メイカー:-0.01%/テイカー:0.05% |
スプレッド | 約3% |
取扱通貨数 | 24種類 |
取引所形式 | 有り |
GMOコインは「GMOインターネットグループ」が運営元の暗号資産交換業者です。
日本円および暗号資産の入出金手数料が無料なので、手数料を気にせずに入出金できます。(振込手数料は別途発生)
また、国内最多レベルの24種類の暗号資産を取り扱っており、新規通貨の上場にも積極的です。
2023年3月22日には、日本発の暗号資産「アスター(Astar)」を国内で2番目に上場させ、大きな話題になりました。
取引の選択肢を増やしたい方は、GMOコインを利用してみてくださいね。
暗号資産交換業者のまとめ
今回は、暗号資産交換業者の安全性や選び方、おすすめの業者を紹介しました。
暗号資産交換業者は、暗号資産を取り扱う業者です。金融庁の認可を受けているため、安全性の高さには定評があります。
暗号資産取引を安全に始めたい方は、本記事の内容を参考に暗号資産交換業者を選んでみましょう。
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