Lens Protocolとは?概要と特徴、将来性・今後について解説
Lens Protocolとは?概要を解説
Lens Protocolとは、Polygonに構築されているSNSにフォーカスしたプラットフォーム、プロトコルです。
Lens Protocolは、SNSにおけるさまざまな問題(一方的なBANやコンテンツ所有)を解決するために開発がスタートしました。
具体的には、トークン(主にNFT)を活用してデータを利用者に解放し、細かな制御・挙動についても利用者がコントロール可能です。
既存のSNSと同じような機能を提供しながら、ブロックチェーンだからできるさまざまな機能・仕組みを提供しています。
本格的にオープンされていませんが(誰でも利用できる状態ではない)、今後の動きによっては新たなSNSの選択肢として、広まりを見せていく可能性があります。
Lens Protocolの3つの特徴
これから、Lens Protocolの特徴について「さまざまなSNSの基盤となる」「プロフィールによるデータの所有」「AAVE」という3つの観点から解説していきます。
Lens Protocolの特徴・特別なポイントをチェックしていきましょう。
さまざまなSNSの基盤となる
Lens Protocolは、さまざまなSNSの基盤となる存在です。
というのも、Lens ProtocolはSNSを扱っているプラットフォームですが、Lens Protocol自体がアプリを提供している訳ではありません。
Lens Protocolは、ブロックチェーン上でSNSのアプリを展開するさまざまな機能や仕組みを提供しているというイメージです。
そのため、Lens Protocol上で開発されたSNSは、Lens Protocolのエコシステムに取り込まれ、Lens Protocolのエコシステム全体に影響を与えます。
上記の特性から、単一的なSNSやアプリケーションを提供している既存のWEB3におけるSNS系プロトコルと異なる点に注意が必要です。
プロフィールNFTによるユーザーの一部SNSの所有
Lens Protocolを利用者観点から見た場合に、重要になるのがプロフィールとNFTです。
Lens Protocolでは、プロフィールをNFT化し、NFTは利用者が発信・リアクションしたさまざまな情報と紐付けられています。
これにより、Lens Protocol上の他のSNSに移行・利用したとしても、データがリセット or 失われることはありません。(他のSNSでも同じプロフィールを使うことで)
例えば、これまでのSNSで何らかの理由でBAN(アカウントの利用停止)された場合、利用者がデータや利用履歴を失うことを意味します。
Lens Protocolでは、プロフィールNFTによってそのような事態を避けることが可能です。
上記の特性を活用したガバナンスへの応用なども検討されており、今後さまざまなユースケースが考えられています。
AAVEが主導&創業者の気付きがきっかけ
Lens Protocolは、大手のレンディングプロトコルであるAAVEによって主導されており、その中でも特にAAVE創業者が関係していることで知られています。
Lens Protocolは、AAVE創業者がTwitterでジョークを言った際にBANされたことがきっかけで構想されました。
この際に、現状のSNSにおけるさまざまなリスク・問題点に気づき、Lens Protocolの開発がスタートしていくことになります。
AAVEは、さまざまなDeFiプロトコルが存在する中でも、代表的なシェアを持っているプロトコルの1つなので、自然とLens Protocolにも注目が集まりました。
Lens Protocolの将来性・今後を解説
前述したとおり、Lens Protocolはまだ本格的なオープンに至っていません。
というのも、利用する際に必要なプロフィールの取得が限定的な発行に至っており、誰でも利用できる状態ではないのです。
諸問題(大量のリクエストやスパム)が解決するに従って、段階的な解放が予定されています。
ただし、具体的な時期などは公表されていません。
さまざまなアプリが構築されているものの利用者の総数自体が少ないので、今後プロフィール取得の解放が進んでいくことで、さまざまな可能性を発揮していくことでしょう。
Lens Protocolについてまとめ
この記事では、Lens Protocolについてさまざまな観点から解説しました。
Lens Protocolは、SNSを扱っているものの中でも注目されているプロトコルの1つです。
AAVEが主導しているということもあり、今後も注視が必要でしょう。
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