仮想通貨取引所HitBTC(ヒットビーティーシー)とは?登録方法やメリット・デメリット、日本人の利用について解説
HitBTC(ヒットビーティーシー)とは?
HitBTCは、2013年に設立された歴史の古い仮想通貨取引所です。
ヨーロッパを中心にサービスを提供しているため日本ではあまり馴染みがありませんが、一時期は取引高で世界トップ10に入るほど有名な取引所でした。
2023年現在も現物取引高では100位以内にランクインしているため、一定の需要がある取引所と言えます。
HitBTC(ヒットビーティーシー)のメリット
HitBTCのメリットは以下の3つです。
- 取引手数料が安い
- 取扱通貨数が多い
- 新規トークンの上場が早い
順番に紹介していきます。
取引手数料が安い
HitBTCは、他の取引所に比べて取引手数料が安いです。
現物取引・先物取引それぞれの取引手数料を以下の表にまとめました。
メイカー手数料 | テイカー手数料 | |
現物取引 | 0.1% | 0.25% |
先物取引 | 0.02% | 0.07% |
メイカーは価格を指定する注文方法、テイカーは価格を指定せず、取引板に並んでいる価格で売買する注文方法を指します。
HitBTCではメイカー手数料の方が安く、とくに現物取引の0.1%はかなり格安です。海外取引所の中には0.2%の現物取引手数料を取るところもあるので、HitBTCは良心的と言えるでしょう。
また、HitBTCの独自通貨である「HIT」の保有者は、HIT保有量におうじて取引手数料の割引を受けられます。割引は最大45%まで適用されるので、お得に取引したい場合はHITの保有がおすすめです。
取扱通貨数が多い
HitBTCは、2023年1月現在で800以上の取引ペア、500以上の現物通貨を取り扱っています。
大手海外取引所のBybitは約300種類、国内取引所は約20種類の取扱通貨数なので、HitBTCの通貨数は非常に多いです。
なお、HitBTCが取り扱っているのはBTCやETHなどの主要通貨だけではありません。知名度の低い草コインも多く取り揃えているため、一攫千金を狙うようなトレードができるのもメリットです。
新規トークンの上場が早い
HitBTCは新規トークンの上場が早い傾向があり、将来有望な仮想通貨をどこよりも早く購入できる可能性があります。
過去にはトロン(TRX)という仮想通貨が最速で上場し、その後100倍以上の価格上昇を果たしました。
国内取引所では厳格な上場審査を設けているため、新規通貨が安値で上場することはまずありません。
しかし、HitBTCは上場までのスピードが速いため、いわゆる「爆益」を狙えるチャンスが転がってきます。
HitBTC(ヒットビーティーシー)のデメリット
続いて、HitBTCのデメリットを2つ紹介します。
日本語には非対応
2023年1月現在、HitBTCが対応している言語は以下の4つです。
- 英語
- 中国語
- スペイン語
- ポルトガル語
以前までは日本語に対応していましたが、現在は残念ながら対応していません。
ただし、ブラウザの翻訳機能などを使えば日本語に翻訳することは可能です。
出金制限がない
HitBTCには出金制限がなく、金額無制限で仮想通貨を出金できます。
一見するとメリットに感じるかもしれませんが、セキュリティの観点から見るとデメリットです。万が一アカウントがハッキングされた場合、すべての資産が不正に出金されてしまいます。
多額の資産を失わないためにも、複数の取引所で仮想通貨を分散管理することが大切です。
HitBTC(ヒットビーティーシー)は日本人でも利用できる?
2023年1月現在、HitBTCは日本居住者の新規登録を一時的に停止しています。そのため、日本に住んでいる方がHitBTCを利用することはできません。
日本居住者の新規登録を停止した理由は、日本国内の仮想通貨規制の強化です。Binanceなどの大手海外取引所が金融庁から警告を受けた背景もあり、HitBTCは2018年6月3日に日本居住者向けのサービス停止を発表しました。
なお、サービス再開の目途はたっていませんが、HitBTCは日本に子会社を作って国内取引所を提供することを目指しています。
HitBTC(ヒットビーティーシー)の登録・アカウント作成方法
先述した通り、日本居住者はHitBTCを利用できません。
しかし、日本居住者でもアカウントを作成してログインすることは可能となっています。
HitBTCの登録・アカウント作成手順は以下の4ステップです。
- 公式サイトにアクセスして「Sign Up」をクリック
- メールアドレスとパスワードを入力
- メールに届いたリンクを開く
- プライバシーポリシーに同意する
以上でアカウントを作成できます。
なお、日本居住者の場合はログイン以外のサービスを利用できません。取引を行うためには、日本向けのサービスの再開を待つか、利用が許可されている国に移動する必要があります。
HitBTC(ヒットビーティーシー)のまとめ
本記事のまとめは以下の通りです。
- HitBTCは2013年から続く老舗の仮想通貨取引所
- 取扱通貨数の多さや手数料の安さがメリット
- 日本居住者向けのサービスを一時的に停止している
2023年1月現在、日本居住者はHitBTCを利用できません。海外取引所の利用を検討している方は、似た特徴を持つKuCoin(クーコイン)の利用をおすすめします。
KuCoinは日本居住者でも問題なく利用できるので、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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そこで本記事では、安価な手数料を設定しつつ300種類以上の通貨を扱っている「Kucoin(クーコイン)」の特徴と口コミ、口座開設手順などを解説します。
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