仮想通貨・ビットコインを現金化する方法は?注意点や換金タイミングも解説
仮想通貨を現金化する方法
仮想通貨を現金化する方法は下記の3通りです。
- 取引所形式で換金
- 販売所形式で換金
- 仮想通貨ATMで換金
それぞれ詳しく解説していきます。
取引所形式で換金
仮想通貨を売買できる取引所には「取引所形式」と「販売所形式」の2つの売買形式があります。
取引所形式は、ユーザー同士で仮想通貨を売買する方法です。取引が成立するまでに時間がかかる場合がありますが、手数料を安く抑えることができます。
また、取引所形式では下記の2つの注文方法のどちらかを選んで仮想通貨を売買します。
- 指値注文:価格を指定する注文方法。取引が成立するまでに時間がかかる場合がある。
- 成行注文:価格を指定しない注文方法。取引がすぐに成立しやすい。
自分の希望価格で売却したい人は「指値注文」を、すぐに売却したい人は「成行注文」を選択しましょう。
販売所形式で換金
販売所形式では、コインチェックなどの仮想通貨取引所を相手に売買を行います。
取引所が設定している価格で売買するので取引がすぐに成立しますが、スプレッドという割高な手数料を支払わなければいけません。
コストを安く抑えたい場合は、上記で紹介した「取引所形式」で換金することをおすすめします。
ただし、販売所はかんたんに仮想通貨を売却できるので、取引所形式の操作がむずかしいと感じる方は販売所形式で換金しましょう。
仮想通貨ATMで換金
仮想通貨ATMは、その名のとおり仮想通貨を現金として引き出せるATMです。海外では数多く設置されていますが、日本国内ではほとんど見かけることはありません。
しかし、2022年に入ってからは「株式会社ガイア」という暗号資産交換業にも登録されている企業が、大阪と東京都内に仮想通貨ATMを数台設置しています。
この仮想通貨ATMは「BTM」と呼ばれており、専用のカードを取得することで仮想通貨を換金できます。
まだまだ台数は少ないですが、近隣にBTMがある場合は換金手段の1つになるでしょう。
(参照:株式会社ガイアのホームページ)
仮想通貨を現金化する手順・やり方
ここからは、実際に仮想通貨を現金化する手順を解説します。
なお、今回は利用者の多いコインチェックを例に解説しますが、基本的な手順はどこの取引所でも変わりません。
仮想通貨を保有している取引所を開いて、順番に進めていきましょう。
国内取引所で仮想通貨を売却する
まずは、コインチェックなどの国内取引所で仮想通貨を売却します。
「取引所形式」と「販売所形式」の両方のパターンを紹介するので、それぞれ確認してください。
取引所形式で売却する
ブラウザ版のコインチェックで取引アカウントにログインすると、現物取引の画面が表示されます。ここが「取引所形式」になるので、以下の手順で進めましょう。
- 売却する仮想通貨を選択
- 「売り」をクリック
- レート(いくらで売却するか)を入力
- 注文量(売却する数量)を入力
- 注文ボタンを押す
以上で注文は完了です。注文が通ると、仮想通貨が日本円(JPY)に替わります。
なお、レートに関しては仮想通貨の相場を入力するイメージです。例えば「1BTC=200万円」のレートで売却したい場合は、2,000,000と入力すれば問題ありません。
ちなみに、右側の取引板に表示されているレートの数字をクリックすると、自動入力が可能です。
販売所形式で売却する
販売所形式で換金する場合は、スマホアプリを利用するのがオススメです。
コインチェックのアプリを開き、売却したい仮想通貨を選択してから「売却」をタップしましょう。
売却する金額を入力して「売却ボタン」を押すと、仮想通貨が日本円に替わります。
日本円を出金する
仮想通貨を売却して日本円を入手したら、自身の銀行口座に出金しましょう。
コインチェックのスマホアプリを開き、ウォレットボタンを押して日本円(JPY)をタップします。
続いて「出金」をタップして出金申請ページを開きます。
出金額を入力して「出金申請」を押すと、出金処理が開始されます。
自身の銀行口座に日本円が反映されれば、現金化は完了です。
仮想通貨を現金化する際の注意点
仮想通貨を現金化する際の注意点として、下記の2点を紹介します。
- 手数料が発生する
- 課税対象になる可能性
手数料が発生する
仮想通貨を現金化する際は、以下の手数料が発生します。
- 仮想通貨を売却する時の「取引手数料」
- 日本円を出金する時の「出金手数料」
販売所形式を利用すると、取引手数料が高いです。コストを抑えたい方は、取引所形式で仮想通貨を売却しましょう。
また、出金手数料は各取引所によって異なります。お得に出金したい方は、出金手数料が無料の「DMM Bitcoin」の利用がおすすめです。
課税対象になる可能性
仮想通貨を現金化して利益を確定すると、税金がかかるケースがあります。
課税対象となるのは、仮想通貨の年間利益が20万円以上ある場合です。
該当者は確定申告を行う必要があるので、仮想通貨の売買益はしっかり記録しておきましょう。
仮想通貨の換金に適したタイミングは?
「仮想通貨をいつ換金すれば良いのかわからない」という方に向けて、換金に適したタイミングを紹介します。
- 価格が高騰した時
- ネガティブなニュースが出た時
価格が高騰した時
仮想通貨の価格が高騰した時は、換金に適したタイミングです。
基本的に、仮想通貨の価格が上昇し続けることはありません。価格が高騰した後は、高確率で下落が訪れます。
もちろん、高騰したと思ったタイミングからさらに上昇することもありますが、天井を把握するのは非常にむずかしいです。
高騰した後に価格が落ち着き始めたら、売り時と判断するのが良いでしょう。
ネガティブなニュースが出た時
仮想通貨および世界経済に関するネガティブなニュースが出た時は、保有通貨を売却するタイミングと言えます。
特に価格に大打撃を与えるようなネガティブなニュースが出ると、長期的に下降トレンドが続く可能性が高いです。
いずれは回復すると見込んで保有し続けるのも1つの手段ですが、上手くいくとは限りません。
価格が下がるタイミングで売却するのは勇気がいりますが、損失が大きくなる前に売却することを推奨します。
まとめ
今回は、仮想通貨を現金化する手順や、換金する際の注意点などを解説しました。
仮想通貨を日本円に換えたい場合は、仮想通貨取引所を利用する方法が一般的です。
換金場所は2つありますが、高い手数料を支払いたくない場合は「取引所形式」を、簡単に換金したい場合は「販売所形式」の利用をオススメします。
また、仮想通貨を換金すると税金がかかるケースがあります。課税対象になる場合は確定申告が必要なので、きちんと帳簿を付けておきましょう。
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