仮想通貨1inch Network(1INCH)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
1inch.exchangeとは
1inch Network(1INCH)は、2020年にリリースされた仮想通貨です。
もともと分散型取引所(DEX)の運営をしていましたが、取引所の活性化を目的に独自の通貨が作られました。
1inch Network(1INCH)は、DAO(分散型自立組織)で管理されており、ほかの取引所に比べて手数料が安いという特徴があります。
通貨の基本情報を、以下の表にまとめました。
仮想通貨名称 | 1inch Network |
シンボル | 1INCH |
価格(2022年9月現在) | ¥91 |
時価総額(2022年9月現在) | ¥53,327,991,894 |
購入可能な主な取引所 | 1inch.exchange,Binance,Huobi Global |
公式サイト | 1Inch.io |
1inch Network(1INCH)がよくわかる特徴
1inch Network(1INCH)の特徴はこちらの3点です。
- 1inch.exchangeのガバナンストークン
- フロントランニング防止機能
- 流動性マイニングを実施
これらを順番に解説します。
1inch.exchangeのガバナンストークン
ガバナンストークンとは、プロジェクトの方向性や資金の使い方を投票で決める時に使用するトークンです。
分散型取引所(DEX)の1inch.exchangeは、DAO(分散型自立組織)が民主的に運営をしています。
DAO(分散型自立組織)とは、特定の管理者が存在せず、ユーザーやガバナンストークンを保有している人が全員で管理する組織です。
1inch Network(1INCH)を保有している人は直接運営に参加でき、重要事項に対して投票をする権利があります。
取引所や通貨を利用する企業やユーザーが増えることで、ネットワークの価値があがります。
通貨の保有量が多いほど発言権があり、自分の考えを直接運営に反映させる事が可能です。
フロントランニング防止機能
フロントランニングとは、通貨の取引情報を先行して集めて、自分に有利な取引をすることです。
特定のユーザーの取引情報を確認したフロントランナー(攻撃側)が、取引の承認時間を利用して自身の取引を先に成立させています。
攻撃を仕掛けられたユーザーは、先に通貨の取引が行われてしまうので、より不利なレートで売買させられます。
これは、情報が公開されているブロックチェーンの仕組みを利用した攻撃です。
フロントランナーは、mempool(メムプール)と呼ばれるトランザクション処理が済んでいないデータを見ることで、これまでの注文の流れを確認します。
自分に有利になる取引を探し、他のユーザーよりも先に売買を成立させる攻撃です。
この問題を解決するために、1inch.exchangeではユーザーの取引情報を見られないような仕組みを作り、フロントランナーからの攻撃を防いでいます。
フロントランニングは、一般のユーザーが狙われる傾向があり、フロントランニングを防止することで、ユーザーは安心して取引をすることが可能です。
流動性マイニングを実施
流動性マイニングとは、取引所の流動性プールに通貨を預けると、独自のトークンがもらえる仕組みです。
1inch.exchangeでは、1inch Network(1INCH)が報酬として支払われます。
流動性マイニングの利率は高く、通貨によっては数十%を超える場合もあります。
具体的には
- イーサ(ETH)
- Dai(DAI)
- USD Coin(USDC)
- Tether(USDT)
などを預けることが可能です。
取引所は通貨を預けてもらうので貸出に対応しやすくなり、通貨を預けるユーザーは1inch Network(1INCH)を報酬としてもらえるメリットがあります。
1inch Network(1INCH)の今後の見通しと将来性
1inch Network(1INCH)は、2020年にリリースされたばかりの通貨ですが、2021年には価格を大きく上昇させました。
2021年は分散型取引所(DEX)やDeFi(分散型金融)が注目された年でもあり、DEXアグリゲーターとしての役割がある1inch.exchangeの利用者が増えたことが要因です。
DEXアグリゲーターとは、多くの取引所の価格を比較し、ユーザーが最適な選択をするサポートをする取引所のことです。
このDEXアグリゲーターの分野では、1inch.exchangeが取引数量で1位となっています(2022年9月現在)
特定の管理者がいなくても、ユーザーどうしで取引ができることが分散型取引所(DEX)の最大のメリットです。
管理者がいないので手数料も安く、銀行口座を持っていない人がいる発展途上国での利用も期待されています。
分散型取引所(DEX)の数が増えれば、1inch Network(1INCH)の需要も高まり、再び価格が上がることが予想されます。
1inch Network(1INCH)のまとめ
1inch Network(1INCH)の特徴や今後の見通し、将来性を解説しました。
今後、DEXアグリゲーターとしての需要が期待されるので、ぜひ注目をしてほしい通貨です。
1inch Network(1INCH)は国内の取引所での取り扱いがありません。
購入する場合は、1inch.exchangeやBinance(バイナンス)などの海外の取引所を利用してください。
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